行政書士の通信講座9校の無料体験を見比べた感想|講義の分かりやすさと向いている人

目次
  1. 9校の印象をひと言で
  2. アガルート
  3. 資格スクエア
  4. 伊藤塾
  5. LEC
  6. 東京法経学院
  7. クレアール
  8. フォーサイト
  9. ユーキャン
  10. スタディング
  11. 無料体験で見ておきたいこと
  12. 受講料や保証で比べるなら

通信講座を選ぶとき、受講料や保証は比較表で比べられます。でも、講義が自分に合うかどうかは、実際に見てみないとわかりません。そこで2026年10月に、アガルート・資格スクエア・伊藤塾・LEC・東京法経学院・クレアール・フォーサイト・ユーキャン・スタディングの9校の無料体験を見比べてみました。

私は会社勤めと子育てをしながら独学で行政書士試験に挑み、合格まで2年かかりました。講座の講義を受けたことのない立場から見た、正直な感想です。

9校の印象をひと言で

学校 講義の印象 こんな人に
アガルート 熱量に引き込まれる。独学を後悔したほど分かりやすい 講義を聞いて理解を深めたい人
資格スクエア 期待どおりの分かりやすさと、聞き飽きない声 気分が乗らない日も、講義に引っぱってほしい人
伊藤塾 例え話や寸劇も使い、根本から理解が深まる 合格後の実務まで見すえて、じっくり学びたい人
LEC ストーリー形式で、法律の理解を重視する 丸暗記に頼らず、理解して覚えたい人
東京法経学院 動画は古めだが、メリハリのある説明で講義の質が高い 動画の見た目より、講義の中身を重視する人
クレアール 動画は少し古いが、講師の説明が分かりやすい 講師の説明の分かりやすさを重視する人
フォーサイト 聞き取りやすく、要点が詰まっていてテンポがよい テキストを開いて集中したい人、何度も聞き直したい人
ユーキャン イラストが多く、直感的に分かる 法律がはじめての人
スタディング スマホで手軽。音声の聞き流しや、進み具合の表示が便利 自分のペースで進める「半独学」の人

9校を見比べると、講義のタイプは大きく4つに分かれました。

  • 講師の話で引き込むタイプ:アガルート、資格スクエア、伊藤塾、LEC。講義を聞くこと自体が、勉強の中心になります。
  • 動画は古めでも、講義の中身で勝負するタイプ:東京法経学院、クレアール。理解するところと覚えるところのメリハリがはっきりしています。
  • テキストに沿って進むタイプ:フォーサイト、ユーキャン。テキストを開きながら講義を見る学び方に合います。フォーサイトは要点をテンポよく、ユーキャンはイラストで直感的に伝えてくれます。
  • スマホで手軽に使うタイプ:スタディング。講義に頼りきらず、自分のペースで進める人のペースメーカーになります。

アガルート

見る前は、正直に言うと少し不安でした。豊村講師は、髪の色や服装が、法律を教える先生というイメージとはかなり違っていたからです。

ところが聞いてみると、その不安はすぐに消えました。まず熱量に驚き、気づけば聞き入っていました。話がおもしろく、独学で一人でテキストを読んでいたときとは、頭への入り方も、納得できる感じもまったく違います。分かりやすすぎて、独学で2年かけたことを後悔したほどです。

資格スクエア

森広志講師(森T)は、以前は伊藤塾で行政書士試験の講座を受け持っていた講師なので、見る前から期待していました。聞いてみると期待どおりの分かりやすさで、何よりよかったのが聞き飽きない声です。

テンションが高く、気持ちがへこんでやる気が出ない日でも、この講義を流しておくだけで勉強になりそうだと思いました。法律の勉強を、楽しく、いい緊張感をもって続けられる講義です。

伊藤塾

ひと言でいうと、さすが伊藤塾という印象です。私が行政書士に登録してから知り合った同期にも、伊藤塾の講座を受けていたという人がよくいます。

講義は、根本から理解が深まる話がとても多いと感じました。例え話や寸劇なども使いながら、試験で押さえておくべきところが、しっかり頭に残るように話してくれます。講座のボリュームもかなりあるので、全部見れば、合格はもちろん、その先の実務でも法的な考え方を持って仕事ができるようになりそうです。

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LEC

LECの講義は、法律の理解を重視しています。丸暗記に頼りがちだった私からすると、これを受けておけばよかったと思う品質でした。

話をストーリー形式で進めるので頭に残りやすく、テキストだけでは分かりにくいところの理解に役立ちます。まさに、伝統ある予備校のプロの講師だと思います。

東京法経学院

第一印象は、動画の作りがかなり古く、今風ではないなというものでした。スタディングなどと比べると、ひと時代前の作りだというのは否定できません。

ただ、無料体験でも講義を1つまるごと聞けます。私が聞いた講義は2時間以上あり、これだけでもかなりお得です。理解が必要なところはしっかり説明し、深掘りが必要なところと最低限の暗記でいいところのメリハリをはっきり伝えてくれるので、勉強の負担がかなり減りそうです。講義の質はかなり高いと思います。見た目よりも中身が大事だという人は、一度体験して相性を確かめてみてください。

クレアール

動画は少し古びた感じで、無料体験の登録フォームを送ってから連絡が来るまでにも、少し時間がかかりました。

それでも講師の質は高く、分かりやすく、メリハリの利いた話し方で講義をしてくれます。独学でテキストを読むよりも、ずっと頭に入ってくるという印象でした。

フォーサイト

安心して聞いていられる講義でした。話が聞き取りやすく、要点がぎゅっと詰まっていて、しかもテンポがよいので、聞いていて飽きないし、眠くもなりません。

テンポよくまとまっているので、何回でも繰り返し聞けます。1回聞いただけではなかなか頭に入りませんが、これなら何度も聞いて、忘れてもまた聞き直すうちに、自然と覚えていけそうです。講義はテキストをもとに進むので、テキストを開きながら集中して動画を見たい人には、すごくいいと思います。

ユーキャン

スマホ学習の無料体験で動画講義を見ました。まず、イラストがとても多く、直感的に分かりやすい作りです。

私は1年目、法律のことが何も分からない状態で「合格革命」のテキストを開き、最初はさっぱり分かりませんでした。ユーキャンのテキストのように、イラストがたくさんあって、イメージで理解できるよう工夫されていると、すごく分かりやすいと思います。動画もそのテキストをもとに進むので、最初に勉強するなら、この形は頭に入りやすいと思います。

スタディング

この受講料で、行政書士試験の講義をスマホで手軽に聞けるのは大きなメリットです。講義は動画として見るだけでなく、音声だけを聞き流す使い方もできるので、画面を見ずにイヤホンで聞くこともできます。学習の進み具合がはっきり目に見えるのもよく、独学のころ「この分野を何回やった」とノートに書いていた手間を、仕組みが代わりに引き受けてくれます。

ただ、講義の分かりやすさや講師の印象の強さは、正直なところ、アガルートや資格スクエアのほうが上だと感じました。講義を中心にするより、自分のペースで独学を進めながら、ペースメーカーとしてスタディングの講義も使う「半独学」なら、かなり効果的だと思います。

無料体験で見ておきたいこと

9校を見比べて、申し込む前に確かめておくとよいと思ったことです。

  • 講師の声と話し方:同じ講師の話を何か月も聞き続けます。聞き取りやすいか、聞き飽きないかは大事です。
  • 見た目や第一印象で決めない:アガルートは、見る前の印象と聞いたあとの印象がまったく違いました。東京法経学院やクレアールも、動画は古めでも、講義の中身はしっかりしていました。
  • 1本の長さとテンポ:くり返し聞き直せる長さか、だらだらしていないか。
  • テキストとの関係:講義がテキストに沿って進むか、イラストや図で分かりやすくしているか。
  • スマホでの使いやすさ:音声だけで聞けるか、進み具合が見えるか。すき間の時間で勉強する人ほど差が出ます。
  • 体験できる量と、見られるまでの時間:東京法経学院は、2時間以上の講義をまるごと聞けました。クレアールは登録から連絡まで少し時間がかかったので、早めに申し込んでおくと安心です。

15校の講師の一覧と、体験講義の確かめ方は、講師で選ぶ記事にまとめています。

受講料や保証で比べるなら

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