受講料277,200円が実質221,760円に!見逃せない教育訓練給付制度を徹底解説
ヒューマンアカデミーの行政書士講座は、質の高いカリキュラムと充実したサポート体制で多くの合格者を生み出しています。ただし、受講料277,200円は決して安くない投資です。
しかし、国の制度を活用することで55,440円も安くなる方法があるとしたらどうでしょうか?
実は、条件を満たせば受講料の20%(最大10万円)が国から支給される「教育訓練給付制度」という公的支援制度があります。この制度を使えば、ヒューマンアカデミー行政書士講座の費用を実質221,760円まで抑えられるのです。
ただ、多くの方がこのチャンスを見逃しています。理由は単純で、厚生労働省やハローワークの公式サイトの情報が非常にわかりにくいからです。専門用語が並び、どこから始めればいいのか迷ってしまうのも当然です。
そこで本記事の出番です。
この記事は、日本で最もわかりやすく実践的な「教育訓練給付制度の完全活用マニュアル」を目指して作成しました。複雑な手続きを誰でも迷わず実行できるステップに分解し、申請書の記入例から注意点まで、必要な情報をすべて網羅しています。
このガイドを読めば、給付金申請に関する不安から解放され、賢く費用を抑えて行政書士合格への道を歩み始められるでしょう。
教育訓練給付金の3つの種類を理解しよう
まず、制度の全体像を把握しておきましょう。教育訓練給付制度には、目的別に3つの種類があります。
ヒューマンアカデミーの行政書士通信講座で利用するのは、最も一般的な「一般教育訓練給付金」です。この点を最初に押さえておけば、ハローワークの職員との話もスムーズに進みます。
| 種類 | 主な対象者 | 給付率 | 上限額 | ヒューマンアカデミー行政書士講座 | 
|---|---|---|---|---|
| 一般教育訓練 | 幅広いキャリアアップを目指す方 | 受講費用の20% | 10万円 | ✅ これが対象です | 
| 特定一般教育訓練 | 速やかな再就職に必要な資格取得を目指す方 | 受講費用の40% | 20万円 | 対象外 | 
| 専門実践教育訓練 | 中長期的なキャリア形成に繋がる専門資格を目指す方 | 受講費用の最大70% | 年間最大56万円 | 対象外 | 
あなたは対象者?30秒でわかる受給資格チェック
制度を利用できるかどうかは、あなたの「雇用保険」の加入状況で決まります。複雑な条件をシンプルにまとめましたので、まずはご自身が対象かどうか確認してみましょう。
初めて給付金を利用する方
過去に一度も教育訓練給付金を利用したことがない方は、以下の条件を確認してください。
現在、お勤め中の方(在職者)
- 講座の受講開始日時点で、雇用保険の被保険者(加入者)であった期間が通算1年以上ありますか?
- YES → あなたは給付金の対象となる可能性が非常に高いです。
現在、お仕事から離れている方(離職者)
- 離職日(雇用保険の資格を喪失した日)の翌日から、講座の受講開始日までが1年以内ですか?
- かつ、在職中に雇用保険に加入していた期間が通算1年以上ありますか?
- 両方YES → あなたは給付金の対象となる可能性が非常に高いです。
過去に給付金を利用したことがある方
以前にこの制度を利用して給付金を受け取ったことがある方は、条件が少し異なります。
現在、お勤め中の方(在職者)
- 前回の制度利用時の受講開始日から、今回の講座の受講開始日までに、雇用保険の被保険者であった期間が通算3年以上ありますか?
- YES → あなたは給付金の対象となる可能性が非常に高いです。
現在、お仕事から離れている方(離職者)
- 離職日の翌日から、講座の受講開始日までが1年以内ですか?
- かつ、前回の制度利用時の受講開始日から今回の受講開始日までに、雇用保険の加入期間が通算3年以上ありますか?
- 両方YES → あなたは給付金の対象となる可能性が非常に高いです。
資格チェックで注意すべきポイント
雇用保険の加入期間について
転職経験がある場合でも、離職から次の就職までの期間が1年以内であれば、前後の加入期間を合算できます。
対象外となるケース
原則として、公務員、自営業者、会社の役員などは雇用保険の被保険者ではないため、この制度の対象外となります。
離職後の期間延長
離職後1年以内に、妊娠、出産、育児、疾病などの理由で受講を開始できない場合、ハローワークに申し出ることで、その期間を最大20年まで延長できる特例措置があります。
判定の基準は「受講開始日」時点
ここで最も注意すべき点は、給付金を受けられるかどうかの最終判断は、「講座の受講開始日」という特定の1日時点のあなたの状況で決まるということです。
事前にハローワークで「対象です」という回答(支給要件回答書)をもらったとしても、それはあくまで照会時点での見込みに過ぎません。もし、その回答書を受け取った後に離職し、実際の受講開始日までに離職後1年の期限が過ぎてしまった場合、受給資格は失われてしまいます。
資格の有無は、未来の特定の日に撮影される「スナップショット」で決まると覚えておいてください。この認識が、後々の「こんなはずではなかった」という事態を防ぐカギとなります。
失敗しない申請手続き:7ステップで完全攻略
ここからは、実際の申請手続きを7つのステップに分けて具体的に解説していきます。このロードマップ通りに進めれば、誰でも確実に手続きを完了できます。
始める前に、絶対に守るべき「黄金ルール」があります。
【黄金ルール】講座に申し込む前に、必ずハローワークで事前手続きを完了させること
この順番を間違えると、給付金は一切受け取れません。絶対に覚えておいてください。
ステップ1:ハローワークで事前手続き「支給要件照会」をする
まず最初に行うべきは、あなたの住所を管轄するハローワークへ行き、「支給要件照会」という手続きを行うことです。
目的
自分が本当に給付金の対象であるか、また、受講したいヒューマンアカデミーの講座が制度の対象として指定されているかを、公的に確認してもらうための手続きです。これは最終的な申請そのものではありません。
場所
あなたの住民票がある地域を管轄するハローワークです。初めての方は、直接窓口へ行くことを強くお勧めします。郵送や代理人による手続きも可能ですが、疑問点をその場で解消できる対面が最も確実です。全国のハローワークの所在地は公式サイトで確認できます。
必要な持ち物
- 教育訓練給付金支給要件照会票(後述する申請用紙)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 雇用保険被保険者証(会社から渡されているはずです。紛失した場合はハローワークで再発行可能)または、離職中の方は雇用保険受給資格者証
支給要件照会票の書き方ガイド(記入例つき)
この手続きの核心となるのが「教育訓練給付金支給要件照会票」の記入です。この書類は機械(OCR)で読み取るため、丁寧かつ正確に記入する必要があります。用紙はハローワークの窓口でもらうか、公式サイトからダウンロードして印刷できます。
以下に、特に間違いやすい項目の記入方法を解説します。
1欄「被保険者番号」
- 雇用保険被保険者証に記載されている11桁の番号(XXXX-XXXXXX-X)を記入します。ハイフン(-)は不要です。
- もし被保険者証に16桁の番号が上下2段で書かれている場合は、下段の10桁のみを使用します。最初の4桁を1つ目の枠に、続く6桁を2つ目の枠に記入し、最後の枠は空欄にします。
5欄「生年月日」
- 西暦ではなく、日本の元号で記入します。元号は数字に置き換えます(2:大正, 3:昭和, 4:平成, 5:令和)。
- 例えば、平成元年5月10日生まれなら「4-010510」となります。月や日が1桁の場合は、必ず前に「0」をつけて2桁にしてください。
6欄「教育訓練施設の名称」「教育訓練講座名」「指定番号」
ここが最も重要な項目です。正確に記入しましょう。
- 教育訓練施設の名称: ヒューマンアカデミー株式会社
- 教育訓練講座名: 「行政書士(安心合格)講座」など、公式サイトに記載されている正式名称を記入します。
- 指定番号: これは講座ごとに割り振られた固有の番号で、厚生労働省の「教育訓練給付制度 講座検索システム」で調べることができます。サイトを開き、「フリーワードで検索する」の欄に「ヒューマンアカデミー 行政書士」と入力して検索し、表示された指定番号を正確に転記してください。
7欄「受講開始(予定)年月日」
- 通信講座の場合、受講開始日は「教材の発送日」となります。ヒューマンアカデミーに申し込む予定の日から、教材が発送されそうな少し未来の日付を記入しておきましょう。
ステップ2:ハローワークから「支給要件回答書」を受け取る
照会票を提出すると、後日ハローワークから「教育訓練給付金支給要件回答書」という書類が交付されます。これは、あなたが現時点で受給資格を満たしていることを証明する重要な書類です。最終申請時に必要になるため、絶対に紛失しないように保管してください。
ステップ3:ヒューマンアカデミー行政書士講座に正式申込
「支給要件回答書」を受け取り、自分が対象であることを確認できたら、いよいよヒューマンアカデミーの公式サイトから行政書士講座に申し込み、受講料を支払います。
支払いの最重要注意点
支払いは必ず申請者本人の名義で行ってください。例えば、配偶者や親のクレジットカードで支払うと、給付金の対象外となってしまいます。教育ローンを利用する場合、ローン契約者も本人である必要があります(ローン手数料は給付対象外)。
ステップ4:ヒューマンアカデミーへ給付制度利用を申請
講座に申し込むだけでは不十分です。ヒューマンアカデミーに対して、「私は給付制度を利用します」という意思表示をする必要があります。
教材が届くと、その中に「給付制度利用希望申請書」という書類が同封されています。この書類に必要事項を記入し、第1回目の添削課題と一緒に提出してください。この内部手続きを忘れると、修了後に必要な証明書が発行されない可能性があるため、非常に重要です。
ステップ5:講座を修了して「修了証明書」を入手
給付金を受け取るには、当然ながら講座を最後までやり遂げる必要があります。ヒューマンアカデミーが定める修了要件(例:全添削課題の提出など)をすべて満たしてください。
すべての要件を満たすと、ヒューマンアカデミーから「教育訓練修了証明書」が発行されます。この書類の発行には、講座の修了予定日から約1ヶ月程度かかる場合があるため、余裕を持ったスケジュールを立てておきましょう。
ステップ6:修了後1ヶ月以内にハローワークで給付金を申請
いよいよ最終ステップです。ヒューマンアカデミーから必要な書類が届いたら、再び管轄のハローワークへ行き、給付金の支給申請を行います。
絶対厳守の期限
最終申請は、講座の修了日の翌日から起算して1ヶ月以内に行わなければなりません。この期限を1日でも過ぎると、これまでの努力がすべて水の泡となり、給付金を受け取る権利を完全に失います。
最終申請に必要な書類一覧
- 教育訓練給付金支給申請書(ヒューマンアカデミーから送付されます)
- 教育訓練修了証明書(ヒューマンアカデミーから送付されます)
- 領収書(受講料を支払った証明。ヒューマンアカデミーが発行)
- 本人・住所確認書類(運転免許証など)
- 雇用保険被保険者証(または雇用保険受給資格者証)
- 支給要件回答書(ステップ2でハローワークから受け取った書類)
- 給付金の振込を希望する本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
ステップ7:給付金が口座に振り込まれる
無事に申請が受理されれば、後日、指定した銀行口座に給付金(ヒューマンアカデミー行政書士講座の場合は最大55,440円)が振り込まれます。これで、すべての手続きは完了です。
申請手続き完全チェックリスト
長い手続きの全体像を把握し、タスク漏れを防ぐために、印刷して使えるチェックリストを作成しました。ぜひご活用ください。
| ステップ | 実行アクション | 場所・方法 | 必要書類 | ステータス | 
|---|---|---|---|---|
| 【事前準備】 | ||||
| 1. 受給資格確認 | 雇用保険の加入期間を確認 | 自身の職歴 / ハローワーク | – | ☐ 完了 | 
| 2. 講座情報確認 | MHLW検索サイトで講座名・指定番号を確認 | 厚生労働省公式検索サイト | – | ☐ 完了 | 
| 【第1段階:事前申請】 | ||||
| 3. 支給要件照会 | 「支給要件照会票」を提出 | 最寄りのハローワーク | 照会票, 本人確認書類, 雇用保険被保険者証 | ☐ 完了 | 
| 4. 回答書受領 | 「支給要件回答書」を受け取る | ハローワーク | – | ☐ 完了 | 
| 【第2段階:受講】 | ||||
| 5. 講座申込・支払 | HA公式サイトで申込・受講料を支払う | ヒューマンアカデミー | – | ☐ 完了 | 
| 6. 内部申請 | 「給付制度利用希望申請書」を提出 | ヒューマンアカデミー(第1回課題と) | 利用希望申請書 | ☐ 完了 | 
| 7. 講座修了 | 全ての課題を提出し修了要件を満たす | ヒューマンアカデミー | – | ☐ 完了 | 
| 【第3段階:最終申請】 | ||||
| 8. 書類受領 | 「修了証明書」等をHAから受け取る | ヒューマンアカデミー | – | ☐ 完了 | 
| 9. 本申請 | 修了日の翌日から1ヶ月以内に申請 | 最寄りのハローワーク | 申請書, 証明書, 領収書, 回答書, etc. | ☐ 完了 | 
よくある失敗例とQ&A
ここでは、多くの方が陥りがちな失敗例と、よくある疑問について先回りして回答します。これを読めば、あなたの申請はより確実なものになります。
絶対に避けたい失敗例ワースト4
失敗例1:ハローワークに行く前に講座に申し込んでしまった
本ガイドで何度も強調した「黄金ルール」の違反です。この順番を間違えると、制度は利用できません。
失敗例2:修了後、忙しくて1ヶ月の申請期限を過ぎてしまった
この期限は絶対です。いかなる理由があっても延長は認められません。修了日が近づいたら、カレンダーに最終申請日を大きく書き込んでおきましょう。
失敗例3:家族のクレジットカードで受講料を支払ってしまった
善意であっても、本人名義以外の支払いでは給付対象外となります。必ず自分の名前で支払いを行ってください。
失敗例4:「修了日」を勘違いしていた
修了日は「自分が最後の課題を提出した日」ではありません。ヒューマンアカデミーが定める公式な「講座の修了(予定)日」です。この日付を正確に把握しておくことが、期限を守る上で重要です。
教育訓練給付金Q&A
Q: 2025年から制度が新しくなると聞きました。何か影響はありますか?
A: 2025年10月から「教育訓練休暇給付金」という新しい制度が始まりますが、これは全く別の制度です。この新制度は、スキルアップのために30日以上の長期・無給の休暇を取得する人を対象としており、ヒューマンアカデミーの行政書士「通信」講座に適用される「一般教育訓練給付金」には何の影響もありません。安心して本ガイドの手順通りに進めてください。
Q: 割引キャンペーンを使った場合、給付額はどうなりますか?
A: 給付額(20%)の計算対象となるのは、定価ではなく、割引が適用された後の実際に支払った金額です。例えば、キャンペーンで1万円引きになった場合、その1万円を差し引いた後の金額の20%が支給されます。
Q: 分割払いや教育ローンでも対象になりますか?
A: はい、対象になります。ただし、ローン会社の分割手数料は給付金の計算に含まれません。また、給付金の最低支給額は4,001円のため、講座修了時点での支払総額が20,005円以上である必要があります。分割払いの場合、修了までにこの金額に達しているか確認が必要です。
Q: 会社に知られずに手続きできますか?
A: はい、完全に知られずに手続き可能です。この制度の手続きは、あなたとハローワーク、そしてヒューマンアカデミーの三者間のみで完結します。現在の勤務先に通知が行ったり、何らかの証明書を会社に発行してもらったりする必要は一切ありません。
Q: 入学金や教材費も給付金の対象ですか?
A: はい。ヒューマンアカデミーの講座料金は、受講料や必須教材費などが一体となっているため、支払った総額が給付金の計算対象となります。
まとめ:給付金を賢く活用して合格への道を歩み出そう
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
複雑に見えた「教育訓練給付制度」も、正しい手順と知識さえあれば、誰でも確実に活用できることをご理解いただけたはずです。この制度は、あなたの学習意欲を国が金銭的に支援してくれる、非常に価値ある仕組みです。
55,440円という金額は、単なる割引ではありません。それは、あなたが「費用」を理由に妥協することなく、合格の可能性が最も高い選択肢を選ぶことを可能にする、賢い自己投資です。
この給付金を活用することで、受験指導の名門クレアールが長年培った「非常識合格法」のカリキュラムと、ヒューマンアカデミーならではの質問無制限・1年延長サポートという二重の強みを、より少ない負担で手に入れることができます。
給付金申請への道筋は、このガイドがすべて示しました。次は、あなたが合格への道を力強く踏み出す番です。
 

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