一目でわかる!行政書士講座 比較一覧【主要11社対応】
主要な行政書士通信講座について、学習時間・教材・サポート体制・費用・合格実績など、受講前に確認すべきポイントを一覧形式で整理しました。
各講座の特徴や強み・弱みを俯瞰することで、自分に合った講座選びの方向性をつかむことができます。
※注意事項(合格実績の見方)
- アガルート:合格特典申請者のアンケート結果をもとに集計(全受講生を対象とした合格率ではない点に注意)。
- スタディング/資格スクエア/LEC/伊藤塾:受講生の自己申告に基づく「合格者の声」の人数を記載。
- フォーサイト:標準学習期間以上の学習者に限定したアンケートによる合格率。
- クレアール:合格率は非公表。教育訓練給付制度関連の一部データあり。
- TAC:一定の提出率・正答率を満たした本科生に限定した合格率(全体の合格率ではない)。
- ユーキャン/大原:過去10年・11年などの累計合格者数であり、年度別合格率とは異なる。
この一覧表はあくまで講座比較の出発点としてご活用いただき、詳細は各社の公式サイトや最新パンフレットをご確認ください。
各講座の比較一覧(主要通信講座を徹底比較)
講座名 | 運営会社 | 学習時間の目安 | カリキュラムの特徴 | 法改正対応 | テキスト・講義構成 | 演習・模試の有無 | 質問・進捗サポート | カウンセリング | 受講料(税込) | 特典・割引制度 | 合格実績(参考) | スマホ対応 | 教育訓練給付制度 |
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アガルート | 株式会社アガルート | 約300〜400時間 | 出題カバー率95%超。満点主義に近い網羅型設計 | 講義・教材で随時対応 | 冊子+デジタル、10〜20分単位、最大8倍速 | 過去問・演習システム「TOKERUKUN」、模試1回 | Facebook質問(制限あり)、進捗表示 | 月1回Zoom相談(予約制) | 約228,800円(ライト) | 合格で全額返金or祝金5万円。他割引あり | 合格率46.82%(R6・申請者ベース) | ブラウザ対応、DL可 | 対象(2026年講座〜) |
スタディング | KIYOラーニング(株) | 約90時間 | 合格点に絞った効率設計。スマホ学習に最適 | 年度版講座で対応 | WEBテキスト+動画(30分前後、2倍速) | スマート問題集・過去問集・模試1回 | Q&Aチケット制(有料)、進捗管理あり | なし | 約54,000円(スタンダード) | 合格祝金1万円。複数ライセンス割引あり | 合格者数273名(R6) | 専用アプリあり | 対象外 |
フォーサイト | 株式会社フォーサイト | 約100時間 | 合格点主義+最短合格向けカリキュラム | 情報随時更新 | 冊子・デジタル併用。図表多。動画は15分以下 | ManaBunで過去問演習、模試2回 | メール質問(制限あり)、学習スケジュール自動作成 | 個別相談あり | 約76,800円(バリュー2) | 合格祝い(Amazon券)、全額返金(条件あり) | 合格率45.45%(R5) | 専用アプリあり | 対象 |
資格スクエア | 株式会社レアジョブ | 約181〜236時間 | 森講師による一貫指導。重要論点に集中 | 年度版講座で対応 | 冊子・PDF。動画は講師テキスト併用形式 | 過去問WEB演習(法令択一クエスト)、模試1回 | Zoom相談(月1)、質問70回まで | Zoom相談(月1) | 約119,900円(速習+テキスト) | 合格祝金1万円、経験者割引あり | 合格者数83名(R6) | アプリあり | 対象 |
クレアール | 株式会社クレアール | 約265時間 | 合格点主義。「非常識合格法」で効率化 | 年度版講座で対応 | 2色刷冊子。動画は30分程度、2倍速対応 | 総合答練+記述対策、模試形式含む | メール質問無制限、進捗管理情報は非公開 | なし | 約86,190円(割引適用時) | 合格祝金2万円、再受講割引あり | 合格体験記125名(R5) | ブラウザ最適化、DL可 | 対象 |
LEC東京リーガル | 株式会社東京リーガルマインド | 約170〜200時間 | 網羅型カリキュラム。初学者〜上級者対応 | 年度ごとに更新 | S式はカラーWebテキスト。他は白黒冊子あり | ドリル・答練・模試(2〜3回) | 教えてチューター制度(無制限) | チューター制度あり | 約199,000円〜(スタンダード) | 合格者返金・早割など多数 | 合格者数268名(R6) | S式講座はスマホ完結型 | 対象 |
TAC | TAC株式会社 | 約150時間〜 | 効率的な大手予備校カリキュラム | 毎年教材改訂対応 | フルカラー「みんなが欲しかった!」シリーズ使用 | 答練・模試多数(全国公開模試含む) | メール・質問教室など対応 | 直前HRなどサポートあり | 約198,000円〜(ベーシック) | 合格返金制度、早期割引、再受講割あり | 合格率66.2%(R6・条件付き) | スマホでも学習可能 | 対象 |
ユーキャン | 株式会社ユーキャン | 標準6ヶ月(目安) | 初学者特化。マンガや図解多用で親しみやすい設計 | 適宜更新あり | フルカラーA5冊子+デジタルあり | 添削課題7回、模試(オプション) | 1日3問まで(メール・郵送) | なし | 約69,000円 | 合格祝賀eギフトあり | 合格者2,581名(10年累計) | 専用サイトで完結 | 対象 |
伊藤塾 | 株式会社法学館 | 約119〜195時間 | 法律理解重視。実務家講師による体系的指導 | 年度版で対応 | 白黒テキスト。余白多めで書き込み重視 | 記述演習・模試あり | 質問週1回まで、パーソナルトレーナー制度あり | 電話・Zoomで個別対応 | 約188,000円〜(速修コース) | 合格祝金・全額返金(講座により) | 合格者数368名以上(R6) | スマホで講義視聴可能 | 対象 |
資格の大原 | 学校法人大原学園 | 情報なし | 一発合格主義。スマホ特化型講座も展開 | 年度版講座で対応 | オリジナル教材(詳細非公開) | スマホ演習アプリ「トレ問」、模試あり | 校舎 or Webで質問可能 | 個別受講相談あり | 約74,800円(パススル) | 合格返金制度・経験者割引など | 合格者数1,324名(11年累計) | スマホ完結講座あり | 対象 |
伊藤塾|本質理解を重視し、個別サポートにも秀でた司法系予備校の名門
1. 概要とコンセプト
伊藤塾は「本物の法律家を育てる」を理念に掲げ、司法試験や予備試験など高難度試験に強みを持つ法律専門予備校です。行政書士講座においても、その教育理念を踏襲し、知識の暗記にとどまらない「本質の理解」に力点を置いています。単なる試験対策にとどまらず、将来の実務にも役立つ法的思考力を養いたい方に適しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
伊藤塾の行政書士講座は、インプット・アウトプット・記述対策・模試まで一貫した体系で設計されており、特に初学者向けの「入門講座」はボリューム・密度ともに充実しています。使用教材は講義と連動しており、テキストは論理構成に優れ、基礎から応用までスムーズに学習が進められる設計です。
また、記述式問題や法改正対応にも力を入れており、直前期には予想問題・答練も提供されるため、得点力を最大化する実践的なトレーニングも可能です。
3. サポート体制
伊藤塾の大きな特長は「個別指導体制の手厚さ」にあります。講義内での講師の丁寧な解説に加え、質問対応、学習相談、進捗管理といったフォローアップも整備されています。
また、リアルタイム受講とオンデマンド配信の併用により、受講生の生活スタイルに合わせた柔軟な学習が可能です。通学型と通信型のどちらにも対応しており、特に通信講座であっても「孤独にならない学習環境」が整っているのは大きな安心材料です。
4. 費用と合格実績
代表的な「行政書士合格講座(入門講座+答練・模試)」の受講料は税込198,000円(キャンペーン割引適用前)。価格帯としては高めですが、そのぶん講義の質・教材の完成度・サポート内容は非常に高く、学習効果の最大化を重視する方には納得の内容といえます。
合格者の声や合格体験記も多数掲載されており、特に「独学で限界を感じた方が、伊藤塾で合格に至った」というストーリーが多く見られるのも特徴的です。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 法律の「本質理解」を重視した講義で、記憶に頼らない応用力が身につく
- 講義の質が非常に高く、実力派講師陣による体系的な指導が受けられる
- 質問対応や進捗管理など、フォロー体制が手厚く継続学習しやすい
- 記述対策や法改正対応も含まれた総合カリキュラムで実力を底上げできる
- 通信・通学の両対応でライフスタイルに合わせた柔軟な受講が可能
デメリット
- 受講料は相場より高めで、費用面でのハードルがある
- 学習ボリュームが多いため、短期間での学習には不向きな場合がある
- テキストは情報量が多く、初学者にはやや重厚に感じることも
総合評価|伊藤塾行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
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学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | 情報量は多いが、体系的で理解しやすい構成。慣れれば非常に使いやすい。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | 高価格だが、講義やサポートの質を考慮すれば相応の価値あり。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★★(5.0) | 初学者から上級者まで対応可能なフルスペック講座。 |
サポート体制 | ★★★★★(5.0) | 質問対応や学習相談など個別対応が丁寧で安心感がある。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★★(5.0) | 合格体験記や継続受講者が多く、信頼性は非常に高い。 |
★ 総合評価:4.6 / 5.0 ★
「本質を理解し、実力をつけて合格したい」方に最適な講座。
費用は高めだが、そのぶん「受験のその先」まで見据えた本格派。
独学に限界を感じた人、自信を持って試験に臨みたい人に強くおすすめできる講座です。
アガルートアカデミー|全額返金制度と徹底網羅型の講義で一発合格を狙う
1. 概要とコンセプト
アガルートアカデミーは、高い合格実績と充実した合格特典を両輪とし、「本気で一発合格を目指す」受験生を主な対象としたオンライン講座です。
講座の基本コンセプトは「最短合格」ですが、知識を絞り込むのではなく、出題範囲を高い精度で網羅するスタイルが特徴です。
この姿勢は、試験に必要な全範囲を確実に押さえたいと考える受験生にとって大きな安心材料となります。
特に注目すべきは、合格時に受講料全額返金(または5万円の祝金)が支給される特典制度です。
これにより、「自分の合格に投資する」という強い覚悟をもつ社会人受験生から高い支持を得ています。
2. カリキュラムと教材の特徴
総学習時間と講座構成
初学者向けの「入門総合カリキュラム(フル)」では、講義総時間が300時間を超え、業界でも最大級のボリュームを誇ります。
これは単なるインプットにとどまらず、「逐条ローラーインプット講座」などの条文学習、過去問解説、記述式対策などアウトプット強化にも時間が割かれているためです。
短期合格志向の「速習カリキュラム」でも、約186時間と他社の標準講座を上回る水準に設計されています。
教材構成と学習効率
講義は1回10〜20分単位で区切られており、スキマ時間での学習にも適応。最大8倍速までの倍速再生にも対応しています。
テキストは講師自らが執筆したフルカラー冊子で、デジタルブックとしても提供されます。図表や色分けによって視覚的に理解しやすく、情報整理がしやすい構成です。
演習ツールと模試
アウトプット面では、「短答過去問解説講座」「記述過去問解説講座」など、問題演習を重視したカリキュラムが特徴です。
さらに、Web上で過去問演習ができる「TOKERUKUN」などのオンラインツールも活用されており、インプットとアウトプットの連携がしっかりと図られています。模擬試験も1回分含まれます。
3. サポート体制
通信講座でありながら、アガルートのサポート体制は極めて手厚いものとなっています。
たとえば、Facebookグループを通じて、講師に対する質問が可能(回数制限あり。例:入門フルは100回まで)で、受講生同士の情報共有も活発です。
また、月1回の予約制による15分間の個別カウンセリングも用意されており、「学習計画の立て直し」や「モチベーションの維持」といった個別の悩みに対応。
通信教育にありがちな孤独感や不安感を和らげる仕組みが整っています。
4. 費用と合格実績
受講料
主要コースの受講料は20万円台〜と、通信講座としては高価格帯に位置します(例:入門総合カリキュラム ライトプラン 228,800円)。
ただし、内容・サポート・特典を加味すると、実質的な投資対効果は非常に高いといえます。
割引・特典制度
最大の魅力は、合格時に「受講料全額返金」または「お祝い金5万円」が選べる制度。
そのほか、他社講座からの乗り換え割引や、キャンペーンによる割引なども豊富に用意されています。
合格実績
令和6年度行政書士試験では、アガルートの合格率は46.82%(合格特典申請者ベース)と公表されています。
全国平均(約13%)を大きく上回っており、講座の質の高さを裏づけるデータといえるでしょう。
ただし、数値の根拠は特典申請者の自己申告によるものであり、全受講者を対象としたデータではない点には注意が必要です。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 圧倒的な合格実績と信頼性
- 全額返金などの合格インセンティブによる高いモチベーション維持
- 丁寧な講義と教材の網羅性による安心感
- Facebook質問、カウンセリングなど通信とは思えない手厚いフォロー体制
デメリット
- 初期費用が高額なため、経済的負担が大きい
- 講義時間が長いため、学習時間を十分に確保できない方には不向き
- 全額返金は合格が条件であるため、結果が出ないと費用の全負担となるリスクもあり
このように、アガルートアカデミーは「費用以上の価値がある」と評される理由が明確な講座です。
合格へのコミットを強く求める受講生にとって、最有力の選択肢のひとつといえるでしょう。
総合評価|アガルートアカデミー行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
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学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | 圧倒的な情報量と体系的な講義構成で理解が進む反面、初学者にはややボリューム過多に感じる場面も。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | 他社よりやや高額だが、全額返金制度や合格特典を活かせれば費用対効果は非常に高い。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★★(5.0) | 基礎から応用、記述・記憶対策まで網羅したカリキュラムで、講座内容の完成度は非常に高い。 |
サポート体制 | ★★★★★(5.0) | Facebookグループでの無制限質問や講師の個別フォローなど、極めて手厚いサポートを提供。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★★(5.0) | 毎年詳細な合格者データとインタビューを公表しており、実績の透明性・信頼性が非常に高い。 |
★ 総合評価:4.5 / 5.0 ★
「徹底指導型の王道講座」。
本気で合格を狙う人にとって最有力の選択肢のひとつ。特に「一発合格」「上位合格」「記述対策」など明確な目標を持つ受験生には強くおすすめできる講座。
ただし、価格面の負担や分量に圧倒されないよう、受講前に覚悟と計画性は必要。
スタディング|スマホで完結!コスパ重視の行政書士講座
1. 概要とコンセプト
スタディングは、「学習時間を最大化する」ことに特化したオンライン講座で、特にスマートフォンを中心としたスキマ時間学習に強みを持っています。
そのコンセプトは「忙しい社会人でも、どこでも勉強できる環境を整えること」。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットでの学習を前提とした設計で、動画講義・問題演習・復習ツールのすべてがオンラインで完結します。
紙のテキストやDVDなどは原則提供されず、クラウド環境上での学習を推進するスタイルです。学習管理機能やAIによる復習提案機能など、IT技術を活かした効率的な学習設計が随所に盛り込まれています。
2. カリキュラムと教材の特徴
学習コンテンツの構成
スタディングのカリキュラムは、短時間のインプット講義と、講義に対応した確認問題・過去問演習・記述対策という一連の流れで構成されています。
特に「スピード合格講座」は、約130時間程度の講義動画で構成されており、インプット・アウトプット・記述式対策のすべてをこの中に組み込んだ「オールインワン型」の学習設計となっています。
テキストと演習
講義はすべてオンライン動画で提供され、テキストも画面上に連動して表示される方式。スマホでの閲覧に最適化されており、紙の冊子に比べて操作性や可読性の高い設計です。
また、問題演習もすべてスマホで実施可能で、記述式問題にも対応。弱点補強用の「記述式合格答案講座」など、実戦的なコンテンツも豊富に用意されています。
学習効率を高める機能
「AI問題復習機能」により、過去の解答履歴から出題内容が自動調整され、効率よく弱点補強が可能です。
また、「学習レポート」や「進捗管理機能」など、学習時間を可視化する仕組みも整っており、自己管理が苦手な方にも心強い設計です。
3. サポート体制
スタディングは「自律的な学習者」に適した設計がなされている一方、他の通信講座に見られるような「講師による質問対応」「個別カウンセリング」などの人的サポートは原則として提供されていません。
一部、Q&A掲示板機能があるものの、講師からの返信ではなく、主に受講者同士による意見交換の場となっています。
そのため、「疑問点を直接講師に確認したい」「学習方法の相談をしたい」といったニーズには応えにくい点があります。
一方で、オンライン上で全学習データを一元管理できる仕組みは、ITに慣れた受講生にとっては非常に高機能かつ快適に運用できるサポート環境といえます。
4. 費用と合格実績
受講料
スタディングの最大の魅力のひとつが、受講料の安さです。
行政書士講座の「ミニマムプラン」は6万円台から受講可能で、最上位プランの「フルパック(記述式対策・過去問・模試・合格お祝い金付き)」でも税込で約79,800円と、他社に比べて非常にコストパフォーマンスの高い価格設定です。
割引制度と合格特典
早期申込キャンペーンや学習経験者向けの割引制度に加えて、「合格お祝い金制度(1万円分のAmazonギフト券進呈)」など、モチベーション維持のための特典も用意されています。
合格実績
令和5年度試験の合格者インタビューは多数掲載されており、スタディングが「スマホで合格できる通信講座」として実績を重ねていることがうかがえます。
ただし、合格率や総受講者数に対する割合などの具体的な統計データは公開されておらず、客観的な比較にはやや情報不足の面もあります。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- スマホ特化のインターフェースで、通勤・移動中などのスキマ時間を最大限に活用可能
- 圧倒的に低価格で、初期投資のハードルが非常に低い
- AIによる学習支援機能が豊富で、効率的な自己学習を実現
- 学習進捗や成績の可視化機能により、自己管理力を強化できる
デメリット
- 講師による直接の質問対応や学習相談ができない
- 全体的に「自己完結型」の講座であり、他者の支援を求めるタイプには不向き
- デジタル教材中心のため、紙のテキストを使いたい受験生にはやや使いづらい面もあり
スマホ学習を中心に考える方や、学習コストを最小限に抑えたい社会人には、スタディングは極めて魅力的な選択肢です。
一方で、人的サポートや紙教材を重視する方には別の講座が向いている場合もあります。ご自身の学習スタイルに合わせて、最適な選択をしましょう。
総合評価|スタディング行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
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学習効率・使いやすさ | ★★★★★(5.0) | スマホに最適化されたUIとAI復習機能で、非常に効率よく学べる。通勤・スキマ学習に最適。 |
費用対効果 | ★★★★★(5.0) | 講座価格が安価で、必要な教材が一通り揃っており、圧倒的なコスパを実現。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 基本〜応用まで一通り揃っているが、記述・実務面で不安がある場合は補完が必要。 |
サポート体制 | ★★☆☆☆(2.0) | 講師への直接質問や学習相談はできず、サポート重視派には物足りなさを感じる構成。 |
合格実績・信頼性 | ★★★☆☆(3.0) | 合格者の声は多数あるが、合格率などの客観的データがなく、実績の透明性にやや難あり。 |
★ 総合評価:4.0 / 5.0 ★
「スマホ時代の最適解」ともいえる効率重視型講座。
スキマ時間を活かしながら、できるだけ低コストで合格を目指したい方に最適。
一方で、手厚いサポートや紙教材を求める人には向かない傾向もあるため、学習スタイルとの相性確認が重要。
フォーサイト|高品質テキストとManaBunによる王道スタイル
1. 概要とコンセプト
フォーサイトは「通信教育のフォーサイト」として、法律系資格の通信講座で高い信頼を築いてきた老舗ブランドです。行政書士講座においても、受講生目線で設計された「使いやすさ」と「学習効率」を両立したカリキュラムを提供。映像講義と紙の教材のバランスを重視しつつ、eラーニングシステム「ManaBun」によって、デジタル時代に即した柔軟な学習スタイルを実現しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
フォーサイトのカリキュラムは、初学者でも段階的に学べるよう設計されており、基礎講義から過去問演習、模試まで一貫して学習をサポートします。最大の特長は、専属の教材制作チームが監修するフルカラーのテキスト。視覚的に情報を整理しやすく、記憶定着を促進します。
また、ManaBun上で提供される講義動画は、講師の語り口が明瞭でテンポがよく、短時間でのインプットに最適。音声・倍速再生・ダウンロード機能も搭載され、通勤時間や隙間時間の活用にも強い設計です。
3. サポート体制
サポート面では、講師に直接質問できる「eラーニング質問機能」や、学習の進捗を可視化できる「学習管理機能」が好評です。さらに、受講生専用の「学習スケジュール自動作成」や、フォローアップメールでのモチベーション維持も充実。通信講座ながら、孤立しにくい学習環境が整っています。
4. 費用と合格実績
費用面では、バリューセット3(基礎・過去問・直前対策すべて含むフルセット)で約7〜8万円台と、教材のクオリティを考慮するとコストパフォーマンスは高水準。合格実績として、毎年フォーサイト受講生から多数の合格者が出ており、合格体験記などを通して信頼性をアピールしています。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 教材が高品質(特にフルカラーテキスト)
- ManaBunによりスマホ・タブレット学習が快適
- サポート体制が手厚く、通信でも継続しやすい
デメリット
- 他社と比べて講義の演習量がやや控えめ
- 通学型や個別添削などの人的サポートは限定的
- 法改正対応のスピードは中堅クラス
総合評価|フォーサイト行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.5) | ManaBunによるeラーニング環境は快適で、音声DL・倍速再生など利便性も高い。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.5) | 高品質なフルカラーテキスト込みで考えると、総合的にコスパは良好。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 初学者向けに段階的構成がなされており安心感はあるが、応用・記述対策はやや薄め。 |
サポート体制 | ★★★★☆(4.0) | 質問受付・進捗管理・スケジュール自動生成など一通り揃っているが、講師対応は限定的。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★☆(4.0) | 合格体験記が豊富で老舗の安心感はあるが、合格率などの定量データは非公開。 |
★ 総合評価:4.2 / 5.0 ★
初学者でも安心して取り組める「王道スタイル」の通信講座。
フォーサイトは、見やすく理解しやすいフルカラーテキストと、スマホ完結のManaBunという学習環境を武器に、効率よく基礎固めができる構成になっています。
一方で、記述式対策や応用力を求める受験者には少し物足りなさを感じる場面もあるため、上級者や再受験者は補完教材の併用を検討してもよいでしょう。全体としては「コスパよく安心して学びたい」方に非常に向いた講座です。
資格スクエア|森Tの一貫指導とZoomによる個別サポートが魅力
1. 概要とコンセプト
資格スクエア行政書士講座は、元LEC人気講師・森Tこと森憲昭講師による一貫指導体制が特徴です。全カリキュラムを森講師が一手に担当し、受講者との距離が非常に近い“濃密型”のオンライン講座です。基礎〜応用、記述対策、直前対策まで、すべてのフェーズで同一講師が伴走するため、理解の一貫性と学習の継続性を重視する方に適しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
カリキュラムは、基礎講義からスタートし、記述・択一・一般知識にいたるまで段階的に構成されています。オリジナル教材はPDF形式が中心で、動画と一体化した「講義連動型」の構成がとられています。過去問演習にも力を入れており、論点別の出題パターンを体系的に学ぶことが可能です。
3. サポート体制
Zoomを活用したオンライン相談会や個別フォローが大きな特徴です。学習中に生じる疑問を、森講師本人に直接質問できる環境が整っており、一般的な通信講座よりも“リアルなやりとり”が強化されています。また、受講者限定のFacebookグループでの情報共有やモチベーション維持の仕組みも提供されています。
4. 費用と合格実績
受講料は10万円台後半〜20万円台と、通信講座の中ではやや高額な部類に入ります。ただし、Zoom相談や記述添削などの手厚いサポートを考慮すると、価格以上の価値を見出す受講者も多いようです。合格実績については、公式ページに個別の合格体験記は掲載されていますが、合格率等の詳細な統計データは非公開です。
5. メリット・デメリットの考察
メリット:
- 森講師による全講義担当で、理解の一貫性が保たれる
- Zoomによる個別フォローが充実しており、質問がしやすい
- 記述・実務対策も含めたバランスの良い構成
デメリット:
- 講師が1名に固定されるため、相性の影響を受けやすい
- 紙教材がなく、PDFやデジタル学習が苦手な方には不向き
- 費用が高めで、コスパ重視層にはややハードルが高い
総合評価|資格スクエア行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
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学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | 講義はテンポが良く、理解しやすいが、PDF教材中心のためデジタル環境に依存。 |
費用対効果 | ★★★☆☆(3.0) | Zoomサポートや添削を含む分、価格は高め。手厚さを求める人には納得の内容。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 森講師による一貫指導で体系的な学習が可能。記述・一般知識まで幅広くカバーされている。 |
サポート体制 | ★★★★★(5.0) | Zoom相談やFacebookグループなど、通信講座では希少な双方向サポートが魅力。 |
合格実績・信頼性 | ★★★☆☆(3.0) | 合格体験記は充実しているが、合格率等の詳細なデータは非公開で信頼性判断に限界あり。 |
★ 総合評価:3.8 / 5.0 ★
個別対応・記述対策まで網羅された“濃密サポート型”オンライン講座。
「とにかく一人の信頼できる講師に伴走してもらいたい」「質問ができる環境が必須」という方には最適。
一方で、教材の紙ベースを好む方や、価格に敏感な方にはやや不向きな点もあるため、自分の学習スタイルとの相性を見極めたい。
クレアール|「非常識合格法」と質問無制限サポートが両立する王道校
1. 概要とコンセプト
クレアールは「非常識合格法」という独自理論に基づき、効率的に合格を目指すスタイルで知られる老舗予備校です。「満点ではなく合格点を最短で取る」ことを目標とし、過去問分析をもとに重要論点を絞り込んだ指導を行います。
同校の講座は、通信型でありながら対面講義に近い臨場感が得られるよう工夫されており、特に独学が不安な初学者にとって頼りになる設計です。行政書士試験の傾向や出題頻度に精通した講師陣が教材設計に関与しており、理論的裏付けのある学習が可能です。
2. カリキュラムと教材の特徴
「非常識合格法」は、徹底した出題分析に基づき、合格ラインを超えるために本当に必要な範囲だけに絞って学習します。民法・行政法といった得点源科目を重点的に扱い、一般知識や商法などの出題可能性が低い分野は最小限に抑える構成です。
教材は紙ベースのテキストを中心に、講義動画・過去問演習・記述対策・模試などが網羅されています。スマホ学習には特化していないものの、講義のダウンロード視聴や音声のみの再生にも対応しており、移動中の学習も可能です。
3. サポート体制
クレアールの大きな強みは「質問無制限制度」にあります。メールによる質問は回数無制限で受け付けており、講師が直接対応してくれるため、疑問点を一つひとつ丁寧に解消できます。
また、学習進捗に合わせた個別アドバイスも受けられる体制が整っており、初学者がつまずきやすいポイントでも伴走してくれる安心感があります。独学に限界を感じている方にとっては、強力な支援体制です。
4. 費用と合格実績
料金はフルパッケージの「中上級フルコース」で約16万円前後(割引キャンペーンあり)と、大手予備校の中では比較的リーズナブルな設定です。単科講座の選択も可能で、必要な科目だけ受講できる柔軟性も評価されています。
合格実績については、公式サイトで合格者インタビューが掲載されており、社会人や主婦層など幅広い層が合格していることが確認できます。受講生の声からは「合格に直結する講義だった」という高評価が多く見受けられます。
5. メリット・デメリットの考察
メリット:
- 学習範囲を絞る「非常識合格法」で効率重視の学習が可能
- 講師によるメール質問が無制限
- 紙教材が中心で、体系的に整理された知識習得がしやすい
- 高いコスパと豊富なキャンペーン割引
デメリット:
- 合格点主義のため「満点を狙いたい」人には物足りない可能性あり
- スマホ学習に特化しておらず、デジタルネイティブ世代にはやや不便
- Web UIや学習管理システムは他校に比べるとやや旧式
総合評価|クレアール行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
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学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | 合格点に絞った学習設計で効率は高いが、スマホ特化や学習管理システムは他校より弱め。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | 他の大手校より安価で、キャンペーンも豊富。単科受講も可能で柔軟性が高い。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 合格に必要な範囲に的を絞った構成が魅力。ただし満点志向には不向きな点も。 |
サポート体制 | ★★★★★(5.0) | 講師によるメール質問無制限の体制は非常に手厚く、初学者にも安心感がある。 |
合格実績・信頼性 | ★★★☆☆(3.0) | 合格者インタビューは多いが、合格率など客観的データの提示は少なく、評価がやや難しい。 |
★ 総合評価:4.0 / 5.0 ★
サポート体制の手厚さと効率重視のカリキュラムで、初学者にも安心な講座。
特に「非常識合格法」による短期集中型の学習法は、忙しい社会人にも好相性。
一方で、スマホ学習の利便性やUIの洗練度では他校に劣るため、紙教材中心で腰を据えて勉強したい方向け。
LEC東京リーガルマインド|伝統校による網羅型講座と“スマホ完結型”S式の融合
1. 概要とコンセプト
LEC東京リーガルマインド(通称:LEC)は、法律系資格対策において40年以上の歴史を持つ老舗予備校。行政書士講座においても、ベテラン講師陣による体系的な講義、学習範囲を網羅する教材群、実務家の視点を取り入れた解説など、長年にわたり蓄積されたノウハウが活かされている。
特に近年では、従来の通学・通信スタイルに加え、スマートフォンで完結できる「S式行政書士講座」も展開。通勤時間やスキマ時間の活用を重視した“現代型”学習スタイルにも対応している。
2. カリキュラムと教材の特徴
LECの行政書士講座は、基礎から応用・記述対策・直前期演習に至るまで段階的に構成された「フルカリキュラム型」。使用教材も「出る順」「合格ステップ」など多彩なシリーズがあり、受講生のレベルやニーズに応じた柔軟な選択が可能。
S式では、スマホ対応に特化した講義と問題演習がセットになっており、1ユニット15分程度の細切れ講義で、無理なく継続学習が可能。S式の教材もスマホ閲覧に最適化されているため、物理的な教材を持ち運ばずに済む点もメリット。
3. サポート体制
LECでは、講座によって「回数制限付き質問サービス」や「個別指導・カウンセリング」などが付属。特に通学型講座では、教室での講師との直接相談や、学習相談員による面談も可能で、対面のサポートに強みがある。
一方、S式ではサポートは簡素で、質問受付も限定的。サポート体制を重視する場合は、通学・通信型との比較が必要。
4. 費用と合格実績
LECは総合予備校としての機能が充実している反面、講座価格は比較的高額な部類に入る(フルパッケージで20万円以上が目安)。ただし、時期によっては割引キャンペーンや再受講割引などがあり、工夫次第で費用を抑えることも可能。
合格実績については、長年の受講生輩出実績を持つものの、明確な合格率や数値データは公式には限定的。ただし、合格者インタビューや体験談の数は多く、一定の信頼性はあるといえる。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 講義・教材ともに網羅性が高く、特にインプット中心の学習には最適
- 長年の実績に裏打ちされた安定感のある運営と講師陣
- スマホ学習対応の「S式」で、現代的な学習スタイルにも対応可能
デメリット
- 他社に比べて価格帯が高めで、初学者にはややハードルが高い面も
- S式はサポートが簡素で、質問対応を重視する学習者には物足りない可能性あり
LECは、網羅性・伝統・講師の質を重視する学習者にとって有力な選択肢となる一方で、コストやサポートの濃さとのバランスを見極めることが重要です。
総合評価|LEC東京リーガルマインド行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | 通学・通信・スマホ学習(S式)まで幅広く対応しており、好みに合わせた学習スタイルが選べる。 |
費用対効果 | ★★★☆☆(3.0) | 内容は充実しているが価格はやや高め。時期限定の割引を活用すればコスパは改善される可能性あり。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★★(5.0) | 基礎・応用・記述・直前対策までフル対応。複数教材から選べる点も強み。 |
サポート体制 | ★★★★☆(4.0) | 通学型では講師への直接相談も可能。通信・S式ではやや簡素だが、講座によっては質問受付もあり。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★☆(4.0) | 長年の合格実績と運営歴があり信頼性は高い。合格率などの客観データは少ないが、体験談は豊富。 |
★ 総合評価:4.0 / 5.0 ★
「信頼と実績のLEC」と「スマホ時代のS式」の両軸を持つ大手予備校。
特に体系立った網羅型学習を重視したい方にとっては、有力な選択肢となる講座。
ただし価格面とサポート内容は講座ごとに差があるため、自分の予算や学習スタイルとの相性を見極めることが重要。
TAC|定番「みんほし」テキストと大手予備校の安心感
1. 概要とコンセプト
TACは、資格試験対策の大手として長年の実績を持つ予備校であり、行政書士講座も安定した人気を誇っています。通学・通信の両スタイルに対応し、独学に不安がある初学者から、再チャレンジを目指す受験者まで幅広くサポート。大手ならではの網羅的な教材と講師陣の厚みが特長です。
2. カリキュラムと教材の特徴
TACの行政書士講座では、「基本講義→演習→模試→直前対策」という段階的な学習構成を採用しており、無理なく実力を積み上げていける設計です。特に有名な「みんなが欲しかったシリーズ」(通称:みんほし)は、フルカラーで図解も豊富。市販でもベストセラーの教材を標準搭載している点は大きな強みです。また、記述式対策や答練も充実しており、実戦力の強化にも重点が置かれています。
3. サポート体制
講義は校舎通学・Web通信・DVDなど多様な形式に対応しており、質問制度も充実。通信講座でも「質問カード」や「フォローアップ制度」を通じて疑問を解消できる体制が整っています。通学生は直接質問や受講相談ができる機会も多く、モチベーション維持に効果的です。
4. 費用と合格実績
受講料は通信講座でも10万円台後半〜20万円台前半と、他校と比べて高めですが、講義時間数やサポート体制の充実度を考慮すれば妥当な価格帯といえます。公式な合格率の開示はありませんが、合格者体験記や講師陣の信頼性から、合格者数は安定していると考えられます。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 圧倒的な信頼と実績を誇る大手予備校ブランド
- フルカラーテキスト「みんほし」シリーズの標準搭載
- 模試・記述対策・答練など実戦対応力が高い
- 通学・通信の両対応で柔軟な学習スタイルが選べる
デメリット
- 他社と比較すると受講費用は高め
- スマホ中心のスキマ学習にはやや不向き
- 入門レベルに特化した簡易カリキュラムは少なめ
総合評価|TAC行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★☆☆(3.0) | テキストは視覚的に優れているが、スマホ学習への最適化はやや限定的。 |
費用対効果 | ★★★☆☆(3.0) | 内容は充実しているが、価格がやや高めでコストを抑えたい層には不向き。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★★(5.0) | インプット〜アウトプット、直前対策まで一貫した流れで、網羅的に学習できる。 |
サポート体制 | ★★★★☆(4.0) | 通学・通信問わず質問体制が整っており、学習サポートは手厚い。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★★(5.0) | 老舗予備校としての実績と信頼性が高く、安心して取り組める体制が整っている。 |
★ 総合評価:4.0 / 5.0 ★
「王道の安心感」で選ぶならTAC。
体系的な学習を着実に進めたい方、教材と講師のクオリティを重視したい方には最適。
一方で、スマホ中心でコスパを重視したい方には他講座のほうが相性がよいかもしれません。
ユーキャン|初学者にやさしいマンガ導入と添削サポートが特長のロングセラー講座
1. 概要とコンセプト
ユーキャンの行政書士講座は、通信教育の老舗ブランドとして広く知られています。特に、法律初学者や独学に不安を感じる方に向けて、親しみやすくわかりやすい教材設計を追求している点が大きな特徴です。マンガ形式の導入や丁寧な解説を通じて、学習のハードルを低く設定し、「はじめてでも続けやすい」講座を目指しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
ユーキャンの教材は、テキスト・問題集・過去問題集・添削課題・ガイドブックなどで構成されており、段階的な理解を促す設計がなされています。特に導入部にあるマンガ教材は、法律の基本的な考え方を視覚的に学べる工夫が施されており、初心者にも取っつきやすい内容となっています。
また、メインテキストは図解や具体例が豊富で、法律用語の意味もていねいに解説。問題集は基礎から応用まで幅広く、添削課題を通じて記述力も養える構成です。講義動画などのオンライン学習機能は限定的ですが、紙ベースの教材に集中して取り組める点は、紙派の受講生にとって魅力といえるでしょう。
3. サポート体制
ユーキャンの大きな強みのひとつが、添削指導制度です。定期的に提出する課題に対して、講師陣からの個別の添削コメントが返ってくるため、自分の理解度や弱点を客観的に把握しやすくなります。また、受講中は質問制度も設けられており、学習中に生じた疑問をメールで問い合わせることができます。
ただし、他の通信講座に比べると、リアルタイムでの講義視聴やAI機能を活用したサポートなどはなく、学習者の自主性が問われる構成です。
4. 費用と合格実績
受講料は一括払いで税込63,000円(分割払いにも対応)。この価格にはすべての教材と添削サービス、質問制度が含まれており、サポートの手厚さと比較してもコストパフォーマンスは高い部類に入ります。
ただし、公式サイト上での合格率や合格者数の開示はなく、合格実績については体験談やレビューに頼る部分が大きく、信頼性の判断には一定の注意が必要です。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 初心者にやさしい構成で、法律が苦手な方でも安心して始められる
- マンガ教材や図解中心のテキストで理解がしやすい
- 添削指導によって記述対策ができ、フィードバックを受けながら学習を進められる
- 質問制度があり、疑問を解消しながら学べる環境が整っている
- 通信講座の中では比較的低価格で、コスパも良好
デメリット
- 講義動画やオンライン教材は最小限で、映像中心の学習を希望する人には不向き
- 合格実績や合格率の透明性に欠ける
- 学習のペース管理は自己責任となるため、自律的な学習姿勢が求められる
- 法改正や最新情報のフォロー体制がやや弱く、追加調査が必要な場面もある
総合評価|ユーキャン行政書士講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★☆☆(3.0) | 紙ベースの教材はわかりやすいが、スマホ対応や映像教材には乏しい。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | 添削や質問制度がついてこの価格ならコスパは高め。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★☆☆(3.0) | 入門者向けには十分だが、中上級者には物足りない可能性あり。 |
サポート体制 | ★★★★☆(4.0) | 添削制度は充実。質問対応もあるが、即時性やAI支援などはない。 |
合格実績・信頼性 | ★★☆☆☆(2.0) | 合格率などの客観的データがなく、実績の裏付けがやや弱い。 |
★ 総合評価:3.2 / 5.0 ★
「法律が初めて」の人にやさしい、紙教材中心の安心講座。
学習経験がない方でも安心して始められる導入設計と添削サポートが特長。
ただし、オンライン学習や合格実績の信頼性を重視する方は、他の講座と比較検討することをおすすめします。
資格の大原|一発合格を目指すスマホ完結型「パススル講座」の実力とは?
1. 概要とコンセプト
資格の大原は、長年にわたり資格試験対策に実績のある総合予備校です。行政書士講座においては「一発合格主義」を掲げ、短期間での合格を目指す効率的な学習スタイルを提供しています。特に「パススル講座」は、スマートフォンでの完結学習を可能としたデジタル時代に対応する新しい形式で、忙しい社会人や通学が難しい方にも高い利便性を提供しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
パススル講座は、行政書士試験の出題傾向を徹底的に分析し、「最短ルートでの合格」を目指すカリキュラムが組まれています。
以下のような特徴があります:
- インプット講義: 短時間集中型の動画講義(1コマ15分前後)で、スキマ時間の活用が可能。
- アウトプット訓練: 過去問演習・確認テストをアプリ上で完結でき、習熟度を可視化。
- 教材: デジタルテキストが中心だが、希望者には紙テキストの提供もあり。
- スケジューリング: 受講生の学習状況に応じた自動スケジューリング機能付き。
特にスマホでの完結を前提に設計されている点が、他講座と一線を画します。
3. サポート体制
パススル講座では、チャットによる質問受付機能や学習進捗の自動管理、モチベーション維持のためのリマインド機能など、ICTを活用したサポートが充実しています。
通学型の「本校通学講座」では、講師による直接指導や個別質問対応も受けられ、学習スタイルに応じた選択が可能です。さらに、全国にある校舎ネットワークを活かしたサポート体制も魅力の一つです。
4. 費用と合格実績
パススル講座の受講料は、通信型のデジタル講座で税込約99,000円(キャンペーン適用前)。
一方、通学型の本格的な講座(入門〜直前対策一式)は税込198,000円程度。
いずれも合格者の声が多数紹介されており、「初学者でも合格できた」「スマホだけで完結できた」などの評価が多く見られます。特に働きながら合格を目指す層から支持を集めています。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- スマホ完結型で、場所や時間を選ばず学習できる柔軟性
- 講義が短時間集中型で、忙しい社会人にも取り組みやすい
- スケジュール管理や進捗管理がアプリ内で完結できる
- 紙テキストも選択可能で、アナログ派にも配慮がある
- 通学講座も選べるため、学習スタイルの自由度が高い
デメリット
- スマホ学習に慣れていない人には操作性にややハードルがある
- 個別指導の密度は伊藤塾やTACと比べると控えめ
- 通信講座の初期設定や学習習慣の確立には自己管理力が求められる
総合評価|資格の大原 パススル講座の採点レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | スマホ学習に最適化されており、操作性と学習継続のしやすさに優れる。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | コストは標準〜やや安め。短期間合格を目指す内容としては高コスパ。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 短期合格を目指すには十分だが、網羅性重視の方にはやや物足りなさも。 |
サポート体制 | ★★★★☆(4.0) | チャット対応や通学フォローがあり、バランスのとれたサポート体制。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★☆(4.0) | 受講生の口コミ・合格体験記も多く、一定の信頼性を確保。 |
★ 総合評価:4.0 / 5.0 ★
「忙しい社会人でもスマホで完結」「一発合格を短期で目指したい」方に適した講座。
ICTを活用した効率重視型の講座設計が、現代の学習スタイルにフィットしています。
東京法経学院|添削重視と教材品質で支持される老舗の行政書士対策スクール
1. 概要とコンセプト
東京法経学院は、法律系資格に特化した伝統ある専門学校で、行政書士試験においても長年の実績を有しています。とくに記述式対策に力を入れており、「添削重視」の姿勢を貫く指導スタイルが特徴です。インプットとアウトプットの往復による本質理解に加え、答案作成力の養成を通じて、実戦的な実力を高めることに注力しています。
2. カリキュラムと教材の特徴
教材は独自制作による「オリジナルテキスト」で、無駄を省いた構成ながらも重要論点を漏らさずカバー。最新の法改正にも迅速に対応しており、法改正対策教材などもタイムリーに提供されます。
講座内容は以下のように構成されています:
- 基礎力養成: 条文や基本概念の徹底理解を目的とした講義
- 記述対策: 出題パターンに応じた答案の書き方を訓練する添削演習
- 模擬試験: 実戦形式での演習+詳細な解説・添削指導
- 直前対策: 重要ポイントの総整理と法改正対応講座
教材は紙ベースが中心で、テキスト、問題集、記述演習冊子などが豊富に提供されます。
3. サポート体制
最大の特長は、手厚い「添削指導」です。記述式答案に対して講師が個別に添削・講評を行い、表現力や論理展開の改善点を的確にフィードバックします。
また、質問制度や電話・メールでの問い合わせサポートも整っており、通信講座であっても孤独感を感じにくい配慮がされています。
4. 費用と合格実績
受講料はスタンダード講座で税込約160,000円前後(教材・添削・模試等込み)。
他校と比較して若干高めの設定ではありますが、添削や記述対策に注力している点を考慮すると妥当な水準といえます。
合格者の声としては、「記述式に強くなれた」「添削で自分の癖に気づけた」「講評が非常に丁寧だった」といった評価が多く見られます。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 記述式対策に特化した手厚い添削指導
- 教材の網羅性と質が高く、法改正にも迅速対応
- 老舗ならではの実績と信頼性
- 通信でも「講師と向き合う」感覚が得られる丁寧なフィードバック
デメリット
- 費用は他校と比べてやや高めの設定
- 映像授業やスマホ学習の利便性は限定的(紙教材中心)
- 自主的に進める姿勢が求められ、受け身では成果が出にくい
総合評価|東京法経学院の実力診断レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★☆☆(3.0) | 紙中心のため利便性は限定的。反面、記述力育成に特化した学習が可能。 |
費用対効果 | ★★★★☆(4.0) | 添削と教材品質を考慮するとコストに見合う内容。 |
カリキュラムの充実度 | ★★★★☆(4.0) | 記述式重視の実践的な構成。法改正にも迅速対応。 |
サポート体制 | ★★★★★(5.0) | 添削・質問対応の丁寧さと密度はトップクラス。 |
合格実績・信頼性 | ★★★★☆(4.5) | 長年の実績と合格者の声に裏打ちされた安定した信頼感。 |
★ 総合評価:4.1 / 5.0 ★
「記述で得点差をつけたい」「添削で実力を磨きたい」受験生におすすめ。
スマホ完結型とは一線を画す、紙教材と添削指導にこだわった王道スタイル。
オンスク.JP|月額制で始めやすいサブスク型行政書士講座
1. 概要とコンセプト
オンスク.JPは、資格スクール大手TACが運営する月額定額制のオンライン学習サービスです。行政書士講座を含む多数の資格講座を、NetflixやSpotifyのような「サブスク形式」で提供しており、スキマ時間にスマホやPCで気軽に学習できるのが最大の特長です。
「まずは低リスクで始めてみたい」「勉強を継続できるか試したい」という初学者層にフィットした講座設計で、講義のテンポやボリュームもライトな構成になっています。
2. カリキュラムと教材の特徴
行政書士講座は、基本的な法令科目(憲法・行政法・民法など)を中心に構成されており、各分野ごとに約5〜15分の短尺動画で解説されます。通勤や移動中にも視聴しやすい内容で、復習や再視聴も手軽です。
テキストはWeb上で閲覧できるほか、PDFダウンロードも可能。問題演習機能もあり、インプットからアウトプットまで一通りの学習プロセスを網羅しています。
ただし、他の予備校と比べると、記述式や最新法改正への対応、過去問演習などの深度には限界があります。あくまで「導入〜基礎レベル」に重点が置かれている構成です。
3. サポート体制
基本的には自学自習型で、講師への個別質問や添削指導といったサポート体制はありません。ただし、わからない箇所を繰り返し学べる動画視聴や、間違えた問題を繰り返せる仕組みなど、学習継続のための仕掛けは充実しています。
「自力で学べるタイプの人」にとっては、十分に活用できる環境です。
4. 費用と合格実績
月額1,078円(税込)から始められる非常にリーズナブルな料金体系が最大の魅力。追加料金不要で複数の講座を同時に受講することもできます。
一方で、合格実績に関するデータは公式には公表されておらず、合格保証やサポート型カリキュラムを重視する受験生にはやや不安が残る点もあります。
5. メリット・デメリットの考察
メリット
- 月額制で始めやすく、初期コストを抑えられる
- スマホ視聴に最適化された短時間動画でスキマ学習に強い
- Web教材や演習機能が使いやすく、全体的に操作性が高い
- 他資格との併願学習や学び直しにも対応可能
デメリット
- 記述式対策や法改正対応などはほぼカバーされない
- 質問・添削などの個別サポートは一切なし
- 深い理解や応用力を要する試験対策には不十分な可能性あり
総合評価|オンスク.JPの実力診断レビュー
評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
---|---|---|
学習効率・使いやすさ | ★★★★☆(4.0) | スマホ学習に最適化。継続性を支える仕組みも◎。 |
費用対効果 | ★★★★★(5.0) | 圧倒的なコストパフォーマンス。月1,000円台でこの内容は破格。 |
カリキュラムの充実度 | ★★☆☆☆(2.0) | 基礎中心。中〜上級者には物足りない構成。 |
サポート体制 | ★★☆☆☆(2.0) | 自学自習前提。フォローアップ機能は皆無。 |
合格実績・信頼性 | ★★☆☆☆(2.0) | TACの運営という安心感はあるが、合格実績は公式に開示されていない。 |
★ 総合評価:3.0 / 5.0 ★
「コストを抑えて、まず試してみたい」「独学の補助教材として使いたい」人に最適。
フルサポート講座の“入り口”として活用するのがおすすめ。
参考文献・引用元一覧|正確な情報に基づく調査の裏付け
本記事で紹介した各通信講座の情報は、以下の公式サイトおよび信頼性のある公開資料に基づいて執筆しています。法令や制度、サービス内容は変更される場合があるため、最新情報は各提供元の公式ページで必ずご確認ください。
■ 主要講座の公式情報源
- アガルートアカデミー 行政書士試験講座
https://www.agaroot.jp/gyosei/ - フォーサイト 行政書士通信講座
https://www.foresight.jp/gyosei/ - スタディング 行政書士講座
https://studying.jp/gyosei/ - ユーキャン 行政書士講座
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1515/ - TAC 行政書士講座
https://www.tac-school.co.jp/kouza_gyousei.html - 伊藤塾 行政書士講座
https://www.itojuku.co.jp/shiken/gyosei/ - 資格の大原 行政書士講座(パススル)
https://www.o-hara.ac.jp/senmon/syakai/gyosei/ - 東京法経学院 行政書士通信教育講座
https://www.thg.co.jp/gyosei/ - オンスク.JP 行政書士講座
https://onsuku.jp/courses/gyouseishoshi
■ 法令・制度に関する参照
- e-Gov法令検索(総務省)
https://elaws.e-gov.go.jp/ - 行政書士試験研究センター(試験実施団体)
https://gyosei-shiken.or.jp/
■ 本記事に関する注記
- 掲載内容は2025年7月時点での調査情報に基づきます。
- 費用・カリキュラム・教材構成等は予告なく変更される場合があります。
- 評価や所感は筆者の主観によるものであり、最終的な講座選びはご自身の目的・学習スタイルに応じてご判断ください。